カジュアルからフォーマルファッションまで、さまざまなコーデと相性抜群なのがスエードスニーカーです。
足元をカジュアルダウンして、抜け感を出すファッションを取り入れる人も増えていますよね。
スエードスニーカーは大人だけではなく子供靴としても人気が高く、季節問わず履く人もいます。
しかし、使用頻度が多くなると、気になるのは汚れではないでしょうか。
スエードはメッシュやキャンバス地と違って汚れが目立ちやすい反面、どのように洗うべきか悩むアイテムでもあります。
間違った洗い方をした結果、二度と履けない状態になってしまうことだけは避けたいですよね。
そこで今回は、スエードスニーカーのクリーニングは自分でもできるのか、正しい洗い方や注意点などについて詳しく解説します。
そもそもスエードってどんな素材?
ナチュラルでありながら品の高さを感じるスエードは、魅力的な素材のひとつです。
スエードは、動物の革が腐敗や乾燥しないように樹液や薬品を使って、柔軟性を高めたなめし革の内側をヤスリで擦って毛羽立たせた素材のことをいいます。
短い毛足ほど品質が高く、手触りはもちろん光沢感も違うため、ブランドスニーカーによく使われています。
風合いやカラーバリエーション豊富なスエードですが、スニーカーとしての弱点もあります。
・汚れやすい
・水分が染み込みやすい
・シミができやすい
・耐久性に弱い
スエードはベロアやヌバックと同じ素材に思われがちですが、動物の種類や質感がまったく違います。
また、スエードスニーカーの値段によって素材の加工方法が違う可能性が高いです。
一般スエード:革の内側をヤスリがけ
安価スエード:革の内側のさらに下の層をヤスリがけ
安価なスエードは素材がとても薄いため、洗い方によってダメージを与えてしまう可能性があるので気をつけましょう。
スエードのスニーカーはクリーニングが必要?
スエードスニーカーはホコリの付着やシミができやすい素材のため、定期的なクリーニングやお手入れが必要です。
クリーニングの頻度は「汚れが目立った時」または「シーズンオフ」です。
汚れたスエードのスニーカーを放置しておくと、汚れが取れない可能性があるので早めに対処しましょう。
自分でスエードのスニーカーを洗う方法
スエードスニーカーは、クリーニングに依頼しなくても自分で洗うことも可能です。
洗うといっても水に弱い素材のため、一般的なスニーカーの洗い方と少し違います。
まずは、次の道具を用意してください。
・スエード専用クリーナー(消しゴムやスプレータイプ)
・スエード専用ブラシ(靴専用ブラシで代用可)
・防水スプレー
・柔らかい布
道具が揃ったら次の手順でクリーニングしていきましょう。
1. スニーカーの紐やインソールを取る
2. 専用ブラシで汚れをキレイに落とす
3. クリーナーで気になる汚れを落とす
4. 布でクリーナー剤や汚れを拭き取る
5. スエードをブラッシング
6. 防水スプレーを振りかける
自宅での洗い方は、基本的に水を使いません。
実際に他のスニーカー同様に水洗いを自宅でして、以前のようなキレイな毛並みに戻らず後悔したという話も聞きます。
自宅でスエードスニーカーを水洗いしたい時は、取り外したインソールのみ洗うのがおすすめです。
スエードスニーカーのケアで注意すべき点
スエードのクリーニングを自分でする時は、次のポイントに気をつけてください。
間違った方法でお手入れすると、お気に入りだった風合いや質感が変わってしまいます。
ゴシゴシ洗いNG
スエード素材を手で触れてみるとわかるように、ゴシゴシと手荒く触ると部分的に毛並みが乱れてしまいます。
そのため、クリーニングする時は擦るのではなく「拭き取る」ようにしましょう。
汚れやシミが目立つところは、柔らかい布でポンポンと叩きながら汚れを浮かせるのがポイントです。
水分残りに要注意
汚れのひどいスエードスニーカーは、専用クリーナーだけでは落とすのが難しい可能性があります。
水を使ってジャブジャブ洗い流したいところですが、スエードは水洗いNGです。
どうしても水洗いしたい時は、大きめのタオルを水で濡らしてスニーカーを包んでスエードに水分を含ませる方法がおすすめです。
水分を含むことで汚れを取り除きやすくなりますが、スエードは水に弱いためお手入れ後は風通りの良い日陰で陰干ししてください。
2色以上は色移りしやすい
2色以上のカラーを使ったスエードスニーカーは、お手入れ方法によって色移りする可能性が高いです。
自分でクリーニングする際、専用ブラシで汚れを落としたり布で生地を拭き取ったりしますが、環境によって色が隣の素材に移ってしまうことがあります。
クリーニングする時は、異なるカラーをまたいで拭き取るのは避けましょう。
まとめ|スエードスニーカーはプロのクリーニングへ
スエードスニーカーは定期的にお手入れすることで、キレイな状態を保てます。
ただし、スエードは水や摩擦に弱い性質があるため、一般的な水洗いはおすすめしません。
スエードをキレイにしたいなら、スニーカーを扱うクリーニング店へお願いした方がいいでしょう。
ルタクトではハイブランドスニーカーのクリーニングのコースを用意しています。
スエード素材の靴やスニーカーなど、大切な靴のクリーニングはぜひ当社にお任せください。
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